13:15-13:45

様々なコンテキストを共有する道具

～筆記音を通じて～

丹羽保乃華, 大渕美七海, 芦部友哉, 佐藤旬悟, 田中航平, 小野友里恵

現在、PILOTとワコムで共同研究を行っており、今年は文字を書く際の筆記音に着目しました。ここでは、実際に検討したメンバーによる共同トークセッションを行います。今回の文字を書く際のテーマ設定から、感情を細かく分析・選定し、その筆記音をサウンドクリエイターとともに音を創作しました。また、文字を書く際の筆記音は昨年の絵を描く筆記音と違い、様々な苦労と工夫が必要でした。そういったエピソードを紹介します。

13:45-14:15

フィギュアの醍醐味と可能性

- MINAMOTO

青山薫, 濵島広平, 池田輝和, 曽我菜月

「原型師」の可能性やその世界をより多くの人々に知ってもらう目的で生まれたプロジェクト・MINAMOTO。原型師のリアルなライブクリエイションの様子に触れながら、VRアバターやフィギュアの仕上げを担当するフィニッシャーの解釈による塗装、さらには今後話題作となる強い可能性を持ったウェブトゥーン作品など、これまでにMINAMOTOが生み出したフィギュア成果物の発展形を紹介します。

14:15-14:45

クリエイティブ・コミュニティの挑戦

- THU x ワコム×コネクテッド・インク

井出信孝, 塩田周三, Andre Luis

よりクリエイティブな世界の実現を目指すコミュニティーTrojan Horse was a Unicorn (THU)が、クリエイティビティの根幹には必ず物語が在る、と言うテーマに基づき、ワコムと共に両者の出会いと今後の展開についてstory tellingを繰り広げます。日本が誇る伝統と文化が交差する街、加賀市にて開催されたTHU Japanの実例も紹介していきます。

14:45-15:00

クリエイティビティの鼓動

- コミュニティコラボの強化

Cláudio Meireles

「相互依存リーダーシップ」の概念について説明する。Chaosがどのようにコミュニティーにアプローチしているのかを触れ、「パートナーズ・イン・アート」というプログラムについて簡単に紹介する。

15:00-15:30

SIAF2024 in コネクテッド・インク

井出信孝, 名塚大輔, 山本さくら

2024年に開催される札幌国際芸術祭(SIAF)。ワコムはこちらにイニシアティブ・パートナーとして参加します。SIAFのコンセプト「LAST SNOW」に呼応し、ワコムが担当する３つのプロジェクトは「Last Ink」を始めとする独自のコンセプトで応えていきます。制作パートナーともいえるSIAF事務局の仲間をお招きし、ワコムとSIAFとのコラボレーションによるそれぞれの見どころをご紹介します。

15:30-15:45

手書き×デジタルの今-2024年のサービス

祝部憲孝, 渡辺淳, 宮本夏子

手書き×デジタルの構想と現在の研究状況、2024年度にリリースするサービス及び専用タブレットの概要についてご紹介します。

15:45-16:00

アナログとデジタルの共創

～探求の旅の経過～

横井秀雄, 井出信孝

PILOTとワコムとの協業が始まり、今年で3回目になります。いよいよ Dr. Grip Digital for Wacom® もリリースされ、今後さらに加速していく両社のコラボレーション。これまでの書き心地の研究成果の一つである筆記音について紹介しながら、今後の展望について語り合います。

16:00-16:30

聖学院高校GICのSTEAM教育

山本周

2021年に新設された「ものづくり・ことづくりを通して世界に貢献する人材へ」を教育目標とした高校新クラス。「わたし」の賜物を最大化する手段としたSTEAM。理論と感性の両面を大切にした想像力の育成をし、モノづくり・コトづくりに必要なスキルセットをしております。今回は、その授業内の成果物を発表いたします。

16:30-17:00

KISEKI ART 2023 「深化」

加藤哲郎, 福田昌昭, 成島啓, 稲葉遼, 井出信孝, Jeff Ko, 玉野浩, 片山由貴(kt)

デジタルツールを介して創作されるアートのKISEKIをタイムスタンプを付加して記録出来るようになりました。このデータは創作過程を多面的に記録しており、最終作品に表われていない余白部分を色々な角度からAI解析で「絵紋」等の視覚的表現に変換することが出来ます。今回のKISEKI ART 2023「深化」では、創作過程の余白に隠された、思いの深さや変化点をデータの深い森から見いだす取り組みを行いました。

17:00-17:30

KISEKIデータを用いたVRアート表現

避雷, タカオミ, 宝園孝彦

アーティストの描画の軌跡を可視化するKISEKIデータを用いてVR空間でアート表現するVR Chat内のワールド”Metamorphosis”。昨年に引き続き、VR体験ブースとともに制作に携わったクリエイターの登壇が実現。2Dのアートワークから生まれた筆跡データとVR空間の無限の可能性が交差するこのワールドについて、VRでのアート表現の未来について、制作者たちが集い、来場者と共有します。

17:30-18:00

森に凄む

井出信孝, 小池洋平, 今井晋, 福田基, 加世田剛, 井出みどり

アニメーター・小池洋平氏を迎えて、デジタル技術と人間の身体表現を掛け合わせた新しいモーションアートを提示します。武術とコンテンポラリーを基軸とするパフォーマー(加世田剛氏、MIDORI)による身体表現をアニメ化し、アニメ化された「もう一人の自分」と共演する。福田基氏のオリジナル楽曲と演奏がステージを支えます。IGN副編集長今井氏も交えて「新しいモーションの価値とは?」についてトークを繰り広げます。

18:00-18:15

C”rəater

ダンサー：高岡沙綾(NORA)
音楽：福田基

自らの根の育った場所へたちかえる。あのひび割れ、空を埋める為に。
森に還る。
注ぎ、満たし、修復する。溢れ、与えるために。
Become your own mother.

18:15-18:30

5 attribute

ダンサー: 清水祐紀凪(NORA), ダンサー:伊藤龍平, 声:田村ましろ

なぜ植物が枯れていくのか

なぜ生き物たちが減っていくのか

人間がもたらした小さな「詰まり」

18:30-19:00

「描くことは奏でること」

ktym, 中村俊介

人が何かを描くとき、その筆は、その人ならではの個性を纏いながら活き活きと走ります。しくみデザイン社とワコムが開発したアプリによって、筆圧、スピード等の「筆使い」が、唯一無二の音楽に変換されていきます。そして、描き手自身もこの自らの筆跡が生み出す音楽に触発され、筆が走り始めるのです。「描くことは奏でること」、この新しい体験を絵師ktymと中村代表のコラボレーションによってお届けします。

19:00-19:15

MOTHER TREE

音楽: 福田基, ダンサー: 井出みどり (NORA)

19:15-19:30

森－mori－

Team IMPALA

森とは何か。木は光の方向に向かって伸び続け、葉を生い茂らせる。もっと高く、もっと広がるように‥光の方向に進むことだけを考える巨大な集合生命体「森」。現代社会にも似た有様を大胆に躍動する身体表現でえぐる。

19:30-19:45

閉曲線上のトポロジー

音楽：福田基、景井雅之
振付・構成：溝上瑞季
出演：NORA（井出みどり、佐藤花音、清水祐紀凪、高岡沙綾、溝上瑞季）

循環する森、循環する身体。
点と線を繋いだ先に生まれる新しい形。

19:45-20:00

エンディングー森ー

板垣崇志
小林覚
コネクテッド・インク・ビレッジ アーティスト all star

岩手県花巻市のるんびにい美術館アートディレクター・板垣崇志と美術館在籍の作家・小林覚。10年以上活動をともにする二人が、往年のガリ版印刷機を使ってコラボレーション作品を手掛けます。今年のコネクテッド・インクのテーマ「森にかえる」とは何だったのだろうか。森の向こうには何か見えるのか。